OpenCL開発環境のインストール

Posted on Tue 23 February 2010 in OpenCL

windows7 64bit、Visual Studio 2008環境下にOpenCLの開発環境をインストールする手順を記します。
自分はNVIDIAGPUを使っているのでNVIDIAOpenCL環境をインストールします。

ドライバ、SDKのインストール

http://developer.nvidia.com/object/opencl.html
上のNVIDIのサイトから

をダウンロードしてインストールします。
再起動が求められた場合は、再起動を行います。

windows7の場合では、インクルードファイルとライブラリファイルはそれぞれ次の箇所にインストールされてました。

C:\Users\(ユーザ)\AppData\Local\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\OpenCL\common\inc
C:\Users\(ユーザ)\AppData\Local\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\OpenCL\common\lib

プロジェクトのオプションまたは、Visual Studioのオプションからインクルードパスとライブラリパスを追加して、リンクするライブラリにOpenCL.libを指定します。

Visual Studioとの連携

次に、OpenCLのソースに色付けを行うために

C:\Users\(ユーザ)\AppData\Local\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\OpenCL\doc\usertype.dat

C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio9\Common7\IDE

にコピーします。

次に、Visual Studioを起動して、「ツール」メニューから
「オプション」を開きます。
左のダイアログを「テキストエディタ」→「ファイル拡張子」の順に選択します。
そして、右の「拡張子」に「.cl」と入力しエディタに「Microsoft Visual C++」を選択して「追加」ボタンを押します。

以上でOpenCL開発環境のインストールが終了しました。

OpenCL サンプル

デスクトップに「NVIDIA GPU Computing SDK Browser」ってショートカットが出来てているので、これを開くことでOpenCLのサンプルコードを見ることや、サンプルプログラムの実行ができます。